この日は午前のうちに外出し、当初の目的地に到達出来なかったため、目的地を変更し新栃木駅から東へ1.5kmほどの場所にある大宮神社付近へ向かいました。
概要
この付近は大宮氏によって築かれた大宮城の跡とされていますが、現在遺構はほぼ失われています。
大宮城散策
大宮城歴史
この城は年代は不明ながら小山氏によって築かれたと云われている様ですが、大宮小太郎という人物によって築かれたとも云われている様です。
江戸時代の1684年、春日局の養子で幕府要職を歴任した堀田正俊の次男である正虎は、父正俊の遺領から下野国の2万石を継承し、城跡内に陣屋を置いて大宮藩を立藩します。
1694年、正虎の兄で福島藩主だった正仲が没し、正虎は兄の末期養子として福島藩を継承したため大宮藩は廃藩、陣屋も廃止された様です。
感想
江戸時代まで用いられたとされている城は大宮神社に隣接していたそうで、境内に隣接して空堀跡などの遺構が残っているとされていました。
神社境内の南東にある竹藪に遺構が残っていたそうですが、現在はそのあたりに道が造成されて僅かに残っていた遺構もほぼ湮滅してしまった様です。
googleストリートビューでは少なくとも2019年5月までは残っていたと思われますが、この年代に至っても遺構が消失する事が残念だと思います。
多分現在城の面影を残すのは神社の南にある土壇程度では無いかと思われます。
参考
現地説明板
大宮藩 – wikipedia