24/3/2 千駄堀館

この日は遅めに外出してJR武蔵野線新八柱駅から北へ1km強の場所にある香取神社付近へ向かいました。

概要

この付近にはかつて千駄堀館と呼ばれる城館があったそうですが、現在遺構は残っていません。

千駄堀館散策

西側から見た城域。
かつては土塁が残っていたと言いますが、90年代に均されて消失したそうです。
北側の青面金剛前から見たもの。
この正面に見える角に土塁が残っていた模様です。
城域の西に建っている香取神社。
城域の南東に建っている安蒜家長屋門。
直線距離だと200m強ですが、実際には5、600mほど歩きます。
また門の内側は私有地です。

千駄堀館歴史

この館の詳細な歴史は分かっていない様です。
この地域は安蒜姓の家が多くあり、高城氏家臣安蒜氏の末裔であると見られている様です。
しかしこの館が安蒜氏に関する物であるかは定かでない模様です。

感想

90年代と比較的近い時代に遺構が失われたとされている城館跡です。
城館跡である事を示すものは現地に全く無く、耕作地である事から城館跡としては見どころは残念ながらほぼありません。
しかし周囲には安蒜家長屋門の他、元禄まつど村や地蔵や石碑など歴史を感じるものがありますので、それらのついでとして訪れる分には良いのかも知れません。

参考

東葛の中世城郭

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