17/4/8 藻原城・鷲巣山城

この日は遅めの時間に外出してJR外房線茂原駅から西へ1.5kmほどの場所にある茂原公園へ向かいました。
天気が良くなく、駅から向かう途中も小雨がぱらつく微妙な空模様でした。

概要

この公園の一角には鷲巣山城の遺構が残っています。

南東から見た城域と藻原寺山門。

藻原城

藻原城散策

(左)茂原公園の南にある藻原寺の山門。藻原寺付近は藻原城の跡と言われているようです。
(中)藻原寺の北にある高台は土塁状の高まりがあり、藻原城の遺構とする向きもあるようです。
(右)藻原寺の北、茂原公園内にある池は藻原城の水堀跡とする見方もあるようです。ちなみに周囲は茂原桜まつりの見物客が多くいました。

藻原城歴史

茂原市市名の由来にもなったという藻原寺は藻原城の斎藤兼綱が帰依した際に建立されたものだそうです。
兼綱は藻原の豪族と云われていますが、遠江蒲生から流刑になったとも言われており、詳細は分かっていないようです。
ただ兼綱は鎌倉時代の人物と言われているようですが、現在残っている遺構らしきものは鎌倉時代の居館跡の物と見るには大きすぎる気がします。

鷲巣山城

鷲巣山城散策

(左)公園内にある市営美術館前辺りから堀切を通って城域へ進入します。
(中)城域北側尾根筋に沿って横堀と土塁が見受けられます。
(右)横堀は畝堀だったようです。

(左)進入してきた城域北端堀切を見ます。北側尾根が堀切で断ち切られて櫓台状になっています。
(中)土塁を外側から見ると、結構な高さがあります。
(右)横堀に沿って進むと堀切があります。

(左)主郭方面への上り道と横堀が斜面上まで続き竪堀になっています。
(中)主郭の東側には二本の堀切がありますが、こちらは主郭寄りの堀切。堀切上に橋を掛けて通路を作っています。
(右)もう一方の堀切は主郭方面へ向かう尾根道へ登る通路になっています。

(左)堀切から城域東側尾根上に登れたのかも知れませんが、現在は封鎖されています。
(中)主郭へ向かう道。
(右)小規模な主郭には展望台がありますが、木が生い茂って見晴らしは利きません。

(左)城域西側尾根。特に何もありません。
(中)城域東側尾根を見上げます。像が建っていて、日蓮上人のものらしいです。
(右)城域北端の櫓台状になった場所から公園内を見ます。

鷲巣山城歴史

この城の詳細は分かっていませんが、藻原城の詰城との見方があるようです。
また畝堀などが用いられている事から後北条氏によって手が加えられ、戦国時代でも用いられていたようです。

参考

余湖くんのホームページ

茂原公園花見

探索を一通り終えた後、空腹だった事もあり桜まつり会場の屋台で買い物してから桜を見て帰りました。

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