この日は遅めに外出して南へ3kmほどの場所へ向かいました。
この場所は高田城の跡とされていますが、遺構などは残っていないようです。
高田城散策
高田城歴史
この城は後北条氏の家臣である高田直勝が砦を構えたという伝承があるようです。
また「千葉縣誌」には小田原の役に際して豊臣方の軍に攻められ、戦うも利あらずとして砦に火を放って自害したと云われているようです。
感想
城の伝承については伝わっているにも係わらず遺構や城郭を思わせるものが全く残っていない場所となっています。
現地説明板に「砦」と記載されている様に里見方などに備えた監視所程度のもので用いられた期間が短かった事もあって廃城後早々に跡形も残らない程度に朽ちてしまったなどそれらしい理由を考える事も可能かと思います。
ただ城域とされている場所の南側には舌状台地が存在し、実はそちらが城域だったのでは無いかとも思っていたため南側へ向かおうとしましたが早々に薮に阻まれ断念することとなりました。
参考
現地説明板
日本城郭全集 3
稿本 千葉縣誌 下卷