この日は昼過ぎに外出して、JR成田線下総神崎駅から北東へ1km弱の場所にある天満宮へ向かいました。
概要
この天満宮周辺は藤堂高虎の弟である正高が陣屋を構えた場所とされています。
大貫陣屋散策
大貫陣屋歴史
この陣屋は1599年、藤堂高虎の異母弟である正高によって置かれたと言われています。
正高は藤堂氏の人質として江戸に送られたのだそうですが、徳川家康、秀忠親子に気に入られ下総国に3000石を与えられて陣屋を構えた様です。
1605年、高虎が嫡男高次を人質として送った為、正高は高虎の元へ帰還したようです。
正高は1615年に勃発した大阪夏の陣にて兄高清とともに無断出陣した為、蟄居を命じられます。
1619年、正高は罪を許されて下総の3000石を返上、藤堂氏津藩の飛び地となった為その出張陣屋になったとされています。
その後陣屋は廃藩置県が行われる1871年まで用いられていた様です。
参考
現地説明板
千葉県文化財センター研究紀要28
日本城郭全集 3
藤堂正高 – 大坂の陣絵巻