拝所まで歩いて進む 「世名城グスク」

今回紹介するのは八重瀬町高良の「世名城グスク」です。

この集落の東には世名城集落がありますが、所在地としては高良集落になるようです。

集落の南にある高台に西側から進入しますと、途中にいくつもの拝所があります。これらを通り過ぎると、車は入れませんので徒歩で進むます。

途中のわき道に入ったところにあった拝所。

木々が茂って結構暗いところです。

さらに進むとまたもや脇道があります。道の手前に拝所があって、その左側には亀甲墓があります。

道の途中に僅かに石積みらしきものがありましたが、写真では分りにくいです。

道自体はかなり短いですが、その代わりに傾斜がきつめです。

道を登りきったところには石積みで囲われた墓らしきものが・・・多分墓でしょう。変わった形ですが・・・

古墓だろうと思います。

古墓の道を下りてもとの道を再び進みます。

ある程度進むと開けた場所に出て拝所と思われる建物が見えます。建物の手前には「世名城之御嶽」と書かれた碑が雑草に埋もれていました。

建物の脇は木が茂り、いかにもと雰囲気で、見れば何かあるようなので向かって見ます。

途中には石が円状に並べられたものがあります。

先ほど見た拝所。

それぞれ「八重瀬えのお通し」「南山えのお通し」とあります。八重瀬へのお通しの側にあった構造物が気になりましたが、見るだけにしました。

二つの拝所の奥にあったグスクガー。 実際にカーは目にしませんでしたが・・・

その脇には古墓があります。普通なら按司墓になりそうですが詳細は不明です。

拝所の建物前にあった碑には「上世名城」と記されています。

これはグスクというより拝所の表記だろうと思います。まぁグスクと拝所がイコールになっていそうではありますが・・・

このグスクの詳細は例によって不明です。

ちなみに全ての拝所に高良の表記がされていますので、その点も間違いなさそうです。