案内板なきグスクたち 仲栄真グスク他

こんばんは、風がだんだん強くなってきました。そんな中でも地域の清掃を行うのはどうでしょうか・・・主に史跡周りでしたが、史跡がきちんとしているのは地域住民によるものだと分かったものです、それならどこぞの城址公園が雑草まみれだとか、あまり強くはいえません。せめて通り道だけはきちんとして欲しいですが・・・

さて、本題に入ります。船越グスクから次の目的地である仲栄真グスクに向かう途中、正午の声を聞いたわけですが気にせずに進みます。途中で玉城村役場に迷い込んだりしましたが、目的地に到着、玉城村立国民運動場、の駐車場にグスクの遺構が残っています。

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 一見しっかりした石積みです。技術的には切石積みとなります。

 このときは駐車場の利用者が少なかったのは幸いです。

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 遠景はこのような感じです。駐車場の中にたたずむ遺構、という何とも言えないものがあります。まさかこれだけではないだろうと周りを見渡します。

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 駐車場の植え込みの隙間にそれらしいものが見えますので入ってみます。

 中は思ったより開けています。両側に遺構のようなものが見受けられます。

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 この辺りもそれなりに残っています。グスク全体のイメージが出来ないのは残念ですが・・・

このグスクは第一尚氏六代目尚泰久王の四男八幡加那志(ハチマンガナシ)がこのグスクを増築したといわれているそうです、ちなみに築城したのはその叔父の豊見城按司と言われているようです。

 当時、このグスクは第二尚氏に対抗するための拠点として使用されたといわれているようですが・・・そうなりますと第一尚氏滅亡後、ということになると思いますが・・・後に第一尚氏の復興を恐れた第二尚氏王統によってこのグスクは改築されたようです。

 ちなみにこの付近には、八幡加那志の兄達が住んでいたグスクがあります。

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 安次富グスクは、加那志の兄で、尚泰久王の長男、安次富金橋が住んでいたといわれています。金橋は長男でありながら父王との折り合いが悪くこの地に下ったようです。ちなみに拝所のようなもの以外は遺構の類は全く無くこの奥は排水溝が流れています。

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 大川グスクは安次富グスクの向かいにあり、今では道が通っています。ここに住んでいたのは尚泰久王の三男、三津葉多武喜(ミツバタブキ)が住んでいたといわれています。彼も父との折り合いが合わなかったとか・・・ここも遺構の類は見当たりません。拝所のようなものは道から外れたところにあるようですが・・・

 この二つのグスクは、どちらも厳密に言えば居住跡で「城」の字を当てるのには適さないものと思われます。しかし、グスクの場合はこういったものや拝所などの宗教的なものも含めた物が多数といわれ、現在名前の知られたものは半分にも満たないかもしれません。その辺りが城とグスクの違いかもしれません。

 ちなみに今回紹介した三つのグスクはいずれも案内板の類は見当たらず、そこになにがあったか知らない方もいるだろうと思われます。

 ・・・そう言うわけでして、スーパーで簡単に昼食を済ませた後、メインにあたる知念村内へと入りました。午後一時前のことです。

安次富

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コメント

  1. まぁきぃ より:

    人知れずグスクってたくさんあるんですねぇ。
    本土では昔の文化や生活のあとが少しでもあればそれがどんなに小さなものでも一応は発掘調査するらしいですが、沖縄ではどうなんでしょうか。
    これらの小さなグスクなんかは調査済みなんですかね^-^?

  2. T・ランタ より:

    >まぁきぃさん
    そうですね・・・あるホームページで見ましたところ、沖縄県内でグスクは総数420あるそうです。この数ですから、全てが発掘されているか、と言うのは難しいかもしれません。
    なかにはそういった調査が行われる前に破壊を受けたものもあるようですから・・・
    ちなみに参考にしたホームページは
    http://www.ne.jp/asahi/okinawa/hiro/gusuku2.htm

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