西原シリーズ最終は西原町千原の「イシグスク」です。
南側から進入できるかと思いきや出来ませんでしたので北から回り込みます。
左の写真は高速挟んで北側から撮ったものです。
ようやくたどり着きましたが・・・標識の『文化財はかけがえの無い共有財産です』という文章を見ると自虐で言っているのかと思ってしまいます。
それにしても原形とどめていません、おまけにゴミが捨てられています。
写真は左から南・西・東の方角を撮ったもの。東側は雑草が自分の背丈近くまで茂っていて通行不可。何かあるのかどうかも不明。
南側に対しては高台になっているようですが、もともとの地形が分りませんので・・・実際には西側の丘ほどの高さだったのだろうと思います。
丘を近場から登ろうとしますが、途中で断念しました。雑草が思ったよりひどいですね。
別の場所から丘を登ったもの。
拝所らしきもの(墓?)が二基あります。ここで唯一グスクらしい場所です。
右の写真は丘の上からみた高速道路。
このグスクは元々棚原按司が居城とするために築こうとしたようです。
しかしここを諦め、西の棚原にグスクを築きましたが、ここは出城として築いたのかもしれません。
しかし2002年7月、工事により破壊されてしまったそうです。大雑把に言えば工事しようと役場に問い合わせたところ受け付けた人が「問題ない」と言ったのだとか・・・うっかりミスではすまないと思います。
文化財保存について考えさせられます。