都営三田線「新高島平駅」から南西へ歩くこと約二キロで「赤塚城跡公園」に着きます。
公園にはかつての水掘りの名残といわれる池があり、釣り糸を垂れている方多数いらっしゃいます。
右側写真の奥に見える丘が本丸跡です。
池に魚がいるのかは不明ですが、アヒルと思われる鳥が一羽泳いでいます。
せっかくですので近づいてみました。
本丸跡で行く前に、二の丸跡といわれている辺りへ行ってみます。
公園の南へ回り込み乗蓮寺というお寺のある高台へたどり着きました。この辺りが二の丸跡といわれている辺りのようですが、それを思わせるものは残っていません。公園へ戻ります。
公園へ戻り、先ほど見えた丘へ向かいます。
説明板の脇にある階段を登り頂上へ着きます。
頂上の石碑付近はやたら広い広場になっています。ここが本丸跡です。
本丸跡の周縁部を廻ってみるも遺構は分りませんでした。
右の写真は本丸跡東側、僅かに高くなっていて「土塁跡?」と思ってしまいましたが実際には不明。
この辺りの城は慣れないと分らないかもしれません。
本丸跡南にある窪地。遊歩道を中心にV字型になっていて斜面は竹林です。
形や場所から考えれば空堀跡かもしれません。
この城は1456年、国府台城から逃れてきた千葉自胤が築いたとされています。前回紹介した志村城はこの城の支城として築かれたそうです。
自胤は太田道灌傘下の武将となりましたが、道灌が暗殺された後は北条氏に仕えたそうです。
1590年に北条氏が滅亡するとこの城も廃城になったといわれています。
参考-週刊 名城をゆく9 (小学館)