さて、今回は知念村志喜屋にある「古間グスク(カンチャグスク)」の紹介です。場所的には志喜屋グスクの北にある丘陵地帯に埋もれています。しかも入り口が住宅にまぎれて分りにくい・・・
左が入り口遠景、そこから進むと石段があります。
石段のある辺りから下を見下ろすと遺構のようなものも見受けられます。
石段を過ぎると今度は雑草が生い茂った山道です。何とか通れるレベルなので雑草を踏み分けて登っていきます。
やがてまたもや石段が・・・両脇に石積みとも岩とも分らない山がありますが、どうやらここまでの模様。
石段の両脇の「岩」です。
草木が生い茂ってはっきりとは分りません。石段がそれと分る遺構ですがこの岩はなんとも分りにくいです。
左の写真は石段付近から撮ったものです。グスク域の北側に道が走っていて、その間は草むらになっています。この草むらはもしかしたら郭だったのかもしれません。
右の写真は草むらの向かい側から撮ったものです。
古間殿
近くには展望台らしきものがありました、近寄ろうとしたら犬がうるさかったので仕方なく別の道から迂回、どうやらカンチャ公園というようですが、ごく普通の公園なので写真は撮らず。
近くのカンチャ大川に向かいます。
カンチャ大川
カンチャ公園の北側にあります。
案内板によれば1861年に付近の集落の人物が私財をなげうって作ったのだとか・・・
川の周りは石積みがあって整った印象です。水面は枯葉や藻でにごっていますが農業用水として使われているのでしょうか。
コメント
看板の画像をクリックしてみたら、T・ランタさん…
1861年って、大政奉還よりも前ですね。
ふと思い立って調べてみたらメンデルが遺伝子学の基礎を発表するよりも前でした。なんだか分からないけどスゴイと思った私です。
>まぁきぃさん
これは確かに読みにくかった覚えがあります。
内容も大雑把にしか覚えていませんし・・・
大政奉還が1867年ですか・・・もう少し古い話かと思っていました。看板にも「琉球王より爵位を賜った」とありますからこの頃はまだ琉球王府も(それなりに)健在だったのでしょう。