この日は昼過ぎに外出して、京王線つつじヶ丘駅から北西に1.5kmの場所にある里の稲荷神社へ向かいました。
概要
この周辺は鎌倉時代の人物である狛江入道という人物の居館があったとされていますが、現在は学校敷地となっています。
狛江入道館散策




狛江入道館歴史
この館が築かれた時期は定かでありませんが。鎌倉時代に狛江入道増西と呼ばれる人物が居を置いていたとされています。
狛江氏は武蔵七党西党由井氏の流れを汲むと言われています。
増西は1208年に50余人を率いて武蔵国威光寺の寺領に乱入して田の稲などを勝手に刈り取る狼藉を働いたという事が記録されている様です。
狛江入道増西に関しては他の事跡は不明で、館がいつ頃まで用いられたのか定かでありません。
感想など
城域は晃華学園の敷地内となっていて、敷地内に城跡碑が残っているそうですが、遺構は残っていない物と思われます。
城域南側斜面の一角に里の稲荷が建っていますが、その後方にかつて館跡が残っていて幕末の頃には櫓台なども残っていたとされています。
参考
多摩の古城址(佐須館)
姓氏家系大辞典 2
平賀義信のあとの武蔵国司 – デジタル版港区のあゆみ(ADEAC)
狛江入道の碑 – 調布市公式サイト