24/1/23 金子山城

この日は少し遅めに外出して、JR川越線指扇駅から北へ850mほどの場所にある淡島神社へ向かいました。

概要

この周辺は金子山城の跡とされ、僅かながら遺構が見受けられます。

金子山城散策

南から見た淡島神社。
小さいながらきれいに整備されています。
南西から見た拝殿。
拝殿の東に見える林も城域と思われます。
神社西側の道。
道は城域西端の空堀に繋がっています。

金子山城歴史

この城の歴史については定かではありませんが、金子彦十郎という城主が河越氏との戦で負傷し帰れないまま没したという伝承があるそうです。この彦十郎は武蔵七党村山党である金子家忠の一族と云われている様です。また彦十郎は河越氏と争ったということから鎌倉時代から南北朝に掛けての人物と思われます。
またその後豊臣氏の遺臣である高野隼人と呼ばれる人物が土着して居を置いたと云われている模様です。

感想

周辺が宅地化しつつある淡島神社の西側に空堀跡が残っています。
「埼玉の古城址(1983年)」には城域の西側から北側に構え堀と呼ばれる堀が残っていたと記載されているため、拝殿裏手の段差も空堀跡という可能性があります。
また同書の図では境内が城域西端の郭になっていますが、その辺りは神社の整備などで手が加えられていそうです。
しかしさいたま市で遺構が残っている城は少ないのでこのまま保存して欲しい所です。

参考

埼玉の古城址

埼玉の館城跡

城郭図鑑

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