3/25と4/14と二度に亘ってJR東金線東金駅から北東へ1.5kmほどの場所にある田間神社付近を訪れました。
概要
この田間神社の裏手は東金城の支城だったと見られている田間城の跡があり、現在も遺構が残っています。
主要部(23/3/20)
城域の南麓にある建っている田間神社。
神社の裏手にある登城口。
以前より整備されています。
登城口を登っていくと主郭と2郭の間にある空堀に出ます。
空堀からまっすぐ進んだ腰郭上にある標柱と神社元宮。
2郭虎口付近。
2郭内。樹木が間伐されるなど手入れされている様子が見て取れます。
2郭から主郭を見ます。
腰郭内北側を見ます。
主郭内。2郭と比べると放置されている印象です。
主郭の南側に一段下がった場所があります。
外縁部(23/4/14)
2郭虎口下から北西方向斜面を下りていく道。
道を下りていくと門跡とされている場所に到達します。
城域西側の小郭から見上げたもの。竪堀状になっている箇所を見たものと思われます。
やはり西側の竪堀状地形。
城域西側の腰郭から西側斜面下を見下ろします。
城域西側の尾根から西端方面を見ます。
田間城歴史
この城の歴史について詳細は分かっていない様ですが、その位置から東金城主酒井氏によって築かれて支城として用いられ、1590年の小田原の役後、東金城と共に廃城となったと見られている様です。
また東金酒井氏初代の酒井定隆が土気城から東金城に移る際、一時的に居を置いたという伝承がある様です。
田間城感想
2014年と19年に訪れるも登城道が分かり難く断念してしまっていました。
今回は3度目の正直というよりは道が分からなければ斜面をよじ登っていくつもりでしたが、登城道が整備されていたのは予想外でした。ちなみに登城口手前に田間神社の社務所らしき建物があって、御城印などを買い求める事が可能です。
そうして進入出来ましたが、主要部は程よく手入れされているという印象です。
ただ2つある郭は土塁が存在していなかった様に見受けられます。
そして外縁部には数段の腰郭が残っているのですが、その辺りで最も厳重な造りになっていると思われる西側は藪や倒木で見通しや通行が難しく、腰郭を見通すのは無理があるという印象でした。
参考
現地説明板