この日は昼過ぎに外出して、JR五日市線武蔵増戸駅から昼過ぎに外出して、JR五日市線武蔵増戸駅から北西へ800mほどの場所にある北郷神社へ向かいました。
概要
北郷神社がある場所は伊奈城と呼ばれたりもしています。
ただその地形などから実際に城郭だったのかという点で疑問符が付いている面もあるようです。
伊奈城
北郷神社へ向かう道。
(左)主郭跡とされている北郷神社。
(右)神社境内の平場。
(左)分り難くですが、竪堀とされている場所です。しかし実際竪堀なのかといえば疑問符が付きます。
(右)神社裏手から西へ延びる尾根道。堀切などは見受けられません。
上平井館
(左)東から見た城域。後方に見える丘陵左手側の一角に北郷神社があるはずです。
(右)城域である松岩寺。
(左)境内南西の一角は高くなっています。物見などは置けそうなスペースとなっています。
(右)境内の高くなった一角から見下ろします。
歴史、感想
上平井館は後北条氏に仕えた土豪平井氏の館とされています。
平井氏の詳細については分かっていません。
平井半兵衛という人物の名前は伝わっているようですが、この地にいた平井氏の人物かも含めて分かっていないようです。
伊奈城は1569年、後北条氏が武田氏の侵攻に備えて築いたと見られているようです。
しかし伝承や明確な遺構が無い。武田氏の侵攻に備えるには小規模すぎるなどといった理由から城館跡と見るには疑問の声が大きいように感じられます。
実際見た感想としては、確かに明確な城郭遺構はありません。
しかし物見や狼煙台程度ならあった可能性はあるかも知れません。