花崎城
加須駅から初めた城跡巡りは花崎駅付近まで移動したことになります。
花崎駅北東500mほどの場所にある城山公園が花崎城跡です。
(左)花崎城山公園。城跡は北の城跡公園にも及んでいたと思われますが、東武伊勢崎線の線路で分断されて花崎城の全貌は不詳です。なお、公園内には花崎遺跡の標柱、説明板もあります。
(中)公園内の水堀跡。
(右)現在は水が無くて空堀に見えますが、元は水堀だったと思われます。
花崎城は鷲宮町にある栗原城の細萱氏が支城として築いたとされています。
越後上杉氏の小田原遠征の際に栗原城主の細萱光仲は兵を率いて小田原にはせ参じ、栗原、花崎の両城は上杉氏により落城しました。この時花崎城を守ったのは光仲の息子で若干11歳の泰秀だったのだそうです。
門井館
門井館は花崎駅北東1kmほどの場所にあります。
館跡は現在民家で進入は出来ませんが、周囲の水堀を見ることが出来ます。
(左)門井館遠景。
(中)西側水堀跡。周囲の樹木が鬱蒼としていて見ることが出来る部分も限られています。
(右)長屋門。
門井館の詳細は分かっていません。
館跡に現在居住しているのが門井氏だそうで、名称もそこから来たのではと考えてしまいます。
何はともあれ門井館を持ってこの日の城跡巡りは終了し、花崎駅から電車に乗って帰宅しました。