この日も自転車で外へ。
目的地は松戸市にある大堀陣城跡。
松戸市下矢切の西連寺付近に1538年第一次国府台合戦の際に小弓公方足利義明が陣を構えたと言われているようです。
第一次国府台合戦は小弓公方・里見・真里谷など連合軍と後北条の戦いです。
義明は後北条軍に突撃して敗死しています。
その後1564年に後北条氏と里見氏の間で起こった第二次国府台合戦においては、後北条勢の先鋒がこの地に陣を構えたのだそうですが、本軍を待たずに里見軍と交戦し壊滅したのだそうです。
その後油断した里見軍が拠る国府台城を北条軍が夜襲し潰走させています。
(左)西連寺前。右手側が西連寺で道路の向かいに歩道橋が渡されています。
(中)西連寺前にある標柱は国府台合戦戦跡の物で、電柱か何かを使っているようです。
(右)西連寺には野菊の墓文学碑や国府台合戦説明板の他にベンチもあり休憩ができます。
(左)野菊の墓文学碑。写りが良くありませんが・・・「野菊の墓」は矢切付近を舞台にした悲恋物語だそうで、この碑は「野菊の墓」作者である伊藤左千夫の門下だった土屋文明の筆によるものだそうです。
(中)国府台合戦説明文。
(右)歩道橋を渡った先、道の向かいからは江戸川方面を見ることができます。
ちなみに陣城とも言われているように、遺構の類はありません。