おはようございます。
昨日グスク巡りしようと思ったら雨に降られてしまい、やむなく古書店(見るだけ)に行きました。
さて今日紹介するのは、これでもか、と言うほど埋もれていますが、もしかしたら姿を見せる日が来るかもしれない奥間グスクともう一ヶ所です。
このグスクは糸満市兼城の丘の上にあります。
標識の文字も良く見て何とか読める程度。ほとんど消えています。
そばの坂になった路地側、グスク域との境界線に石積みがありますが、グスクの遺構かどうかは分りません。
グスク入り口付近、とは言っても自分はここには四ヶ所からの進入を試みましたので、どこが入り口か分りません。
右は同じ場所から下のほうを見ます。糸満市西崎に通じる道ですので車通りは多いです。
とりあえず入れそうなところから入ってみます。
足者には雑木や枯葉が積もり、足を取られます。岩がありますがこの通り埋もれてしまっています。
いかにも何年も人が足を踏み入れていなかったような感じではありますが、一応道らしきものが出来てはいます。近いうちに調査か何か入るのでしょうか。
道が出来ていると入っても、通れる範囲は非常に限られています。
少し進むと木があり、その前には石が一列に並んでいます。いかにも遺構っぽいですが、一体どう言う場所なのか分りません。
これ以上道は無くここから先へは進めません。
第二の進入箇所。
路地に入って少し進むと、穴が見え、その辺りから限定的ですが入れます。
相変わらず歩きにくいです。
左の写真は、何となく拝所っぽい石です。右の写真は岩に挟まれ通路のように見えます。(たまたまでしょうが)
第三の進入箇所は割愛します。特にこれと言うものがありませんでしたので・・・
左の写真、路地を登りきったグスク域裏側の民家ですが、その裏に石積みが・・・その辺りを目指して路地を歩くと、拝所があります。やはりこれもグスクに関するものでしょうか・・・
その脇を通り抜けます。
最後の進入箇所です。入るといきなり拝所らしきものがあります。
周りを見ますが、木の枝の密度がすごくて歩ける場所は限られます。
何とか端まで来ました。眼下に民家が見えますので、多分先ほどの足積みの上にいるのだと思います。
枝のおかげで視界はよくありませんが、多分兼城グスクなども見えるでしょう。
まだ道がありましたので、進んで見ましたが、結局入れませんでした。まぁ、こんなものでしょう。
ちなみにこのグスクの詳細は不明ですが、いつか通りやすい形で全貌が明らかになることを期待します。
兼城グスク
奥間グスク傍の路地を進み、さらに細い路地からの遠景です。辺りの土地は削られ畑などになっています。
場所自体は路地を登りきってから、奥間グスクから遠ざかるように行けば1、2分ほどでつきます。
拝所があります、
拝所の裏には何があるのでしょうか。あまり奥までは行けそうにありませんが、すぐ裏にあるものはすぐに分ります。
拝所裏にある石積み、いかにも古ぼけた感じが遺構っぽいですが実際のところどうなんでしょうか。
ちなみに遺構らしきものはこれだけです。
このグスクには兼城按司が居していたといわれているようです。按司は照屋グスク城主と仲が悪かったようです。
中山侵攻の際に、按司は中山軍と戦うも敗れ落城、按司も落ち延びて行ったそうです。