皆さんおはようございます。
さて、9・11のグスク巡りの記事もこれが最後となりました。とは言っても、その後も何度かグスク巡りに繰り出してますので、まだ紹介するところはあります。ラストは糸満市束里の上里グスクです。
石原グスクを後にした自分は、上里グスク目指して進んでいました。山城集落を抜け、束里集落へ入ろうと、道を曲がると・・・あれ?行き止まり・・・道間違ったかと思い。車をバックさせようとした時。
白い標識が見えましたので、車から降りてみますと「山城グスク」と言う文字が、こんなところにグスクが・・・
そう言うわけでして、車から降ります。
右手には畑がありますが、なんだか荒れて見えます。手入れなどはされているんでしょうか・・・
左手には雑草に埋もれかけた石積みが結構長いです。
石積みに沿って進むと、グスクの入り口のようなものが・・・ここから入るのでしょうか?
しかし、ここはなぜか木製の板や棒が掛けられただけです。橋と言うにはあまりにも粗末、体重掛けたらポキッといきそうで、仕方なくこの場は断念します。
一人だといざと言うとき怖いですから・・・
仕方ないので、通りからグスク域遠景を撮っておきます。
後で調べましたところ、ここのグスク域は、上里グスクと背中合わせになっているようです。もしかしたら、上里グスクの出城だったのかもしれません。
さて、本題の上里グスクを目指しますが、ここも結構探しました。
これが目印の一つと思っていただければ、この看板の向かいにある建物型の拝所の脇から道が伸びていますので。そこを進んで行きますが、午後五時を過ぎ、天気がよくないため周りは薄暗くなっています。結局ここは二度来る事になったんですが・・・暗くて写真が撮りにくくなったためです。
拝所の傍から進んでいくと、道はグスクへと入っていきます。
写真に写っていないかもしれませんが、道はあります。
木々が多くなってきましたが、道はまだ続きそうです。 こういった所は結構足元に注意が必要だったりします。
あと、ここは二日に分けて写真を撮ったため、暗めと明るめの写真があると思います。
少し進むと両側に蔦の絡んだ石積み(城壁)が見えます。
ここが入り口のようです。
入って最初の場所は三の郭です。
三の郭内のの石積みです。
雑草が生い茂っている一角もありますので注意が必要です。また、今現在散策が出来るのはこの郭のみです。
しかし、この郭だけでも、下手なところよりは石積みは残っていますので、結構見ごたえはあったりします。
割合歩きやすい部分を進めばいいかもしれません。
左の写真は、郭の西側にある、一の郭の入り口です。
右の写真は一の郭内、雑草が深すぎて散策は不可です。出来ないことはありませんが、危険ですのでお勧めしません。
郭の北側にある、二の郭入り口ですが、入り口自体が雑草に閉ざされています。後で調べたところ、二の郭内の写真もあったのですが・・・タイミングが悪かったのでしょう。
また来る機会はあるでしょうか。
このグスクの詳細は分かっていないようです。一説によれば、上里按司により南山グスクの出城として築かれた、と言われているようですが、別の説では、このグスクを中心に複数のグスクが固まっていることから、このグスクにある程度の勢力があったと言う見方もあるようです。
このグスクは二度にわたってきましたが、やはり明るいときがいいですね。これからグスク巡りをするときは時間や天候にも注意を払おうと、一つ勉強になりました。