北柏近辺(後)

松ヶ崎城跡から来た道を戻り、北柏駅構内を通り抜けて、駅の南東へ歩く事十数分。

次なる目的地の根戸城跡近辺へたどり着きました。
所在地としては我孫子市根戸になります。

城跡があると思われる森を見ながら、「なかなか凄そうな森だな・・・暗くなると面倒だから長居できないかな」などと思いながら入り口を探しますがなかなか見つかりません。

結局さらに10分ほど費やして森の南東に入り口を発見、入り口からの道を進むもすぐに雑草に阻まれたので仕方なく道の脇の2m以上の斜面を登って進入しました。こういう物は登りより下りが難儀なんですよねぇ・・・

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(左)城跡を南東より見ます。

(中)城跡入り口。道は途中で雑草に埋もれています。

(右)斜面を登って無理矢理進入した地点。空堀跡、右手側に主郭がありました。

この城跡も結構遺構は良く残っています。自分は主郭近辺しか見ていませんが、歪みを付けた空堀や主郭を囲む土塁などは興味深いです。

この城の築城に関してはっきりした事は分かっていないようですが、太田道灌によって築かれたと言う伝承があるようです。
ただ戦国時代にはこの近辺に勢力を持っていた匝瑳氏の物ではなかったかと言われているようです。

しかし残念なのは整備した形跡があるのに放置されて荒れ果てている事でしょうか。せめて進入路ぐらいは確保して欲しいものです。

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(左)主郭方向、東側へ向かう道。空堀と土橋が見えます。

(中)空堀跡南側を見ます。歪みが付いている(横矢)のが見て取れます。

(右)主郭。周囲は土塁に囲まれています。中央には小さな稲荷の祠があります。

その後ついでに常磐線を挟んで根戸城跡の北にあったという法華坊館跡を見に行きましたが跡形ありませんでした。

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