皆さんおはようございます。
台風接近のため天候はよくありません。
今回は北中城村荻道の「大城グスク」などを紹介します。など、って何だ・・・
そういえば大里村にも大城グスクと言う名前のグスクがありましたが、関係ありません、多分。
場所はと言いますと、県道146号を若松公園方面から中城城址方面へ向かう途中、左手に小さな公園のようなものが見えます。グスクの近くには水タンクがありますので、近くは車が入れないようにチェーンが張られています。
左の写真がグスク入り口です。ちなみに右手側には水タンクがあります。
入り口から入りますと、でかい岩がそびえ立ち、そのうちの一つの根元には石が敷かれています。
それにしても本当に岩だらけですね。
ここにグスクを築いたとしても建物などはもう少し別の場所になりそうですね。
こういった遺構らしきものも見えます。拝所も混じっています。
規模としては小さいですね。意外と高所にあって、僅かに見える見晴らしは良かったです。
このグスクの築城年代は不明、英祖王の第三子中城王子が居したとされ、また一説には十五世紀頃に、中城城主護佐丸の弟、安里大親が居住したと言われ、また一説には護佐丸の兄、台グスク城主伊寿留(いじゅる)按司が住んだとも言われています・・・要は諸説あってはっきりしていない、と言うことです。
ミーグスク
大城グスクから見れば、水タンクへ至る道を隔てた向かい側、と言った場所にあるのが「ミーグスク」です。そういえばこの名前も大里村にありましたが、偶然なんでしょうか。
グスク外観と入り口・・・どっちがどっちか忘れました・・・いずれにせよ藪に突っ込むことには変わりありません。入り口の場所ですが、チェーンが張られているすぐ脇です。
入るときも、そばの木を掴まないといけません。
右の写真は入り口の地面ですね。
左の写真は入ってすぐの場所にある拝所、のようなもの。多分これがあるからかろうじて道があるのでしょう。
他に道らしきものも無く、人工物もあの拝所だけのようです。
このグスク自体、詳細不明で遺構も発見されていない、と言うことですので、「城」の字から最も遠いタイプのグスクの一つなのかもしれません。
<参考 沖縄のグスクめぐり(むぎ社)>
チブガー
大城グスク、ミーグスクの下方にある場所です。両グスクを訪れる際の目印になるかもしれません。
カーの周りの石積みは丁寧に作られた印象です。
それだけ重要な水源だったのでしょう。今はこういったカーで水を飲む人はいないでしょうが・・・(いるか)
カーのすぐ近くには小さな緑地があります。
このような形の水道もありますが、飲料用ではありません。ちなみにカメの中にはオタマジャクシがいました。
コメント
T・ランタ さん、始めまして。june と申します。ウ…
T・ランタ さん、始めまして。june と申します。ウェブでグスクを調べていて、こちらのサイトに辿り着きました。地図には載っていないような小さなグスクまで細かく回られているのですね。大変参考になりました。これからもこちらのサイトにちょくちょく寄らせて頂こうとおもっております。では!
>juneさん
コメントありがとうございます。
グスク巡りはそうですね、色々調べてから回ってはいます。空振りも少なくありませんが・・・
参考になって何よりです。
大城グスクとミーグスク、そんなに近くに建てられ…
チブガーは、前のイーヌカーと違って案内板もきちんとしてるし隣の緑地にはシーサーの水道もあるんですね。何だか扱いが違う・・・^^;
オタマジャクシのいるカメ、見に行きたいけどきっとカエルになって巣立って(?)るだろうなぁ。
>まぁきぃさん
確かにこれだけの数のグスクがあれば、これだけ近くに建ってしまうこともあるでしょう。回るほうとしては手間が省けるんですが・・・
確かにチブガーとイーヌカーは扱いが違いますね。同じ北中城で同じ道沿いなんですが・・・
カーにも「格」のようなものがあるんでしょうか。
カメは・・・蛙が卵を産むことを期待しましょう。
>juneさん
こちらからもリンク張らせて頂きます。
よろしくお願いします。
リンクありがとうございます。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いします!