皆さんこんばんは。
天候は回復しました。しかし週末は雨のようです。個人的には地域の草刈作業が出来なるくらいに土砂降りして欲しいですが、もし雨天決行でならえらいことになりそうです。
さて、今日ハローワークに行き、まっすぐ帰らず大里まで足を伸ばしました。
そして、最初についたのがこの「大城グスク」(おおぐすくグスク)です。
さて、このグスクはなんだか人里離れたようなところにありまして、来るまでには車幅一台分の道を走ったりします。
よくこんなところに築いたものです。この坂は傾斜が大きめなのでローでのろのろ登ります。
そして途中に少し広い場所があるのでそこに車を止めますが・・・
こんなところにグスクを築いて本当に不便は無かったのでしょうか・・・
とりあえず登ることにします。
さて、頂上に登った自分を迎えたのは、ワイヤーメッシュとその向こう側で歩き回っている鶏・・・養鶏場? どんな疑問が沸き起こります。確か一本道だったはずですが・・・そう思って周りを見渡すと右手のほうに案内板が。この際案内板が草に埋もれているのは些細なことです。
案内板によれば、このグスクの築城時期は十四世紀の初め頃といわれているようです。玉城按司の次男、大城按司眞武に築かれたようです。
案内板から奥に行くと、あるのは原っぱのみ、原っぱを奥に進むと崖です。
原っぱからの景色、例に漏れず見晴らしはいいですが、やはり人里離れた印象はぬぐえません。
というより、これだけでは無いはずと、散策開始。しかし、この原っぱの草の生え具合は半端ではなく思うようにいけません。
ようやくグスク発見です。というより案内板のすぐ左手にあったんですが。
ここはいくつか大きめの石が顔を出しており、色々な門中(ムンチュウ、親戚一同、一門そういった感じです)名が刻まれた囲いがあります。
この辺りは遺構のようなものが見受けられます。この辺りだけのようですが。
奥には拝所か墓か分かりませんが。そういったものがあります。この辺りは崖が近くに迫っています、落ちないように注意です。
しかし、鶏がうるさいですね。仕方ありませんが・・・もう少し落ち着いて見られる環境なら良かったと思います。
さて、このグスクに伝わる伝承ですが、大城按司は大里軍と戦をします。
大規模な戦でしたが決着はつかず、稲福のあたりで再び決戦となります。そのときは大城軍が優勢だったそうですが、見方が間違って自軍の旗を倒してしまいます。それをグスクで見ていた按司夫人は自軍が敗れたものと思い城殿に火を放ちます。崖から身を投げた臣下もいたそうです。
勝っているはずなのに居城が火に包まれているのを見た按司は、驚いたところを大里軍の伏兵に不意打ちを喰らって敗れます。その後敗走した按司は自害し。グスクも廃城になったそうです。
一通り見ましたので、次の目的地大里グスク目指して進みました、思い切り道に迷いましたが・・・
コメント
わぁ、大里村だぁ^-^
大里には私の友達がいるんですがよく「コンビニがない村」って言って(8年前の話です)からかったりしてました・・・^^; こんなに立派なグスクがあったなんて・・・馬鹿にしてゴメン、大里村。
でも、それぞれのグスクにそれぞれの歴史やストーリーがあるんですねぇ。勘違いで落城するなんて・・・。なんかロミオとジュリエットを思い出してしまいました。(←意味不明?)
>まぁきぃさん
コンビニですか、昨日見た限りでは見なかったように思いますが・・・もしあるとしても自分が住んでいる所と同じで数え切れる数でしょう。
でもグスクの丘からの景色はさすがでした。
ちなみに自分はあの落城伝説では「白虎隊」に似ているなぁ、と思ったり・・・あれは逆ですが。