この日は遅めに外出して、東急東横線武蔵小杉駅から北西へ1kmほどの場所にある泉澤寺へ向かいました。
概要
ここはかつて世田谷城の砦として用いられていたのだそうです。
泉澤寺と周辺の散策
泉澤寺の山門と説明板。
泉澤寺の北から東に掛けて流れている二ヶ領用水はかつての水堀跡も利用されている模様です。
泉澤寺構堀歴史
もともと泉澤寺は1491年に、現在の世田谷区烏山にて世田谷城主吉良氏の菩提寺として建立されたのだそうです。
しかし1549年に焼失したため、翌50年吉良頼康により現在の場所に建て替えられたのだそうです。
この場所は中原街道に面し、府中街道と交差する小杉十字路のほど近くなので交通の要所と言える場所だったのかも知れません。
周囲には水堀を廻らし、世田谷城の砦としての役割もあった城郭寺院といえます。
江戸時代の1611年には東の小杉陣屋で居を構えていた用水奉行小泉吉次の指揮の下、二ヶ領用水が通りますが、水堀の一部が用いられているようで、現在に至っています。