この日は少し遅めに外出してJR武蔵野線北朝霞駅から北東へ1.2km強の場所にある浜崎峡公園へ向かいました。
概要
この周囲は浜崎陣屋と呼ばれる城館があったと見られている様ですが、遺構や面影は残っていません。
浜崎陣屋散策


浜崎陣屋歴史
この陣屋の来歴に関する資料などは見受けられません。
「埼玉の中世城館跡」に位置を記しているのみとなっています。
江戸時代において浜崎村は複数の旗本家が所領を与えられた様ですが、その中で最も多い深津正武でも200石とされています。また正武は計750石を領したそうですが、下総国木間ヶ瀬に陣屋を置いたそうなので、浜崎に陣屋を置いたかは定かでありません。
感想など
浜崎地区、武蔵野線南側の浜崎峡公園周辺が陣屋跡とされていますが、遺構や城館の面影を感じさせるものは見受けられません。
資料を探してみても、上記の通り「埼玉の中世城館跡」に位置が示されているのみで、来歴や性質については定かでありません。
「朝霞市史」を当たっても江戸時代に領有していた旗本についてや付近の旗本陣屋に関する記述はあったものの浜崎の陣屋に関するものはありませんでした。
近隣の陣屋については後で調べて判明しましたので、別の機会に訪れるかも知れません。
参考
埼玉の中世城館跡
朝霞市史 通史編
千葉県文化財センター研究紀要28