この日は遅めの時間に外出して、JR品川駅から南南東へ900m強の場所に向かいました。
概要
現在台場小学校と北側の宅地は御殿山下台場の跡とされていますが、遺構は残っていません。
御殿山下台場散策



御殿山下台場歴史
幕末の黒船来航後である1853年8月。江戸湾防備強化のため品川沖に伊豆韮山代官江川英龍指揮の下、一から十一までの品川台場築造が計画、着工します。
そのうち第一~第三と第五・第六と計5ヶ所は完成したものの、第四・第七は未完成に終わり、第八以降は着工に至らなかったそうです。これは海上に埋め立てる台場を築造し続けるのは予算の問題があった様で、これを補うため地続きの場所に当台場を急遽築造したとされている様です。
感想など
都心部へ出かける所要が急遽出来たため、少し遅めに外出してついでに訪れました。
ちなみに品川駅の出口は高輪口が近いですが、携帯ナビに振り回され港南口からとなりました。
明治期の迅速地図で確認すると、台場小学校と北側の宅地が台場跡だった様で、周囲の道路は台場の輪郭を留めていますが、遺構は残っていません。
ただ台場小学校前には説明板と一緒に第二台場に建っていた品川灯台を模した構造物が建っていて、その土台には石垣の石が用いられいる様です。
参考
現地説明板
黒船来航と品川台場