景清陣屋から北東に1.3kmほどの場所にある天満神社へ向かいました。
この場所はJR久留里線東清川駅から北北西へ1.6kmほどの場所に当たります。
概要
この場所は真里谷武田氏によって築かれた有吉城の跡とされていますが、遺構はほとんど残っていません。

城域西側の田畑は堀跡の名残かと思われます。


土塁遺構の残片らしき場所に建てられています。

有吉城歴史
この城の歴史については定かで無いようです。
かつては北条綱成によって築かれたと云われていた様ですが、現在は千葉市の有吉城を指すと見られています。
現在では真里谷武田氏の一族が拠点として用いたと推測されている様です。
感想など
景清陣屋から移動しようとした際、小雨が降り出してきたため一旦引き返そうとしたものの、止んだため再度向かったものの、接近した所で雨が再び降ってきたため傘を差しての散策となりました。
「木更津市史」によれば水城的な性質を持った小規模な館と推測し、北から南西にかけて湿地があり明治には干拓したとの事なので、天満神社周囲の田畑が水堀の名残であると言えるかも知れません。
参考
現地説明板
木更津市史
日本城郭全集 3