この日は午前に外出し、ニューシャトル沼南駅から西へ1kmほどの場所にある陣屋公民館へ向かいました。
概要
この場所は江戸時代に原市藩の藩庁である原市陣屋が築かれていたとされています。
原市陣屋散策
原市陣屋歴史
この陣屋は1590年、徳川家康家臣の西尾吉次によって築かれた様です。
吉次は東条吉良氏当主、吉良持広の子として生まれるも織田氏に人質として送られた事をきっかけに織田信長に仕えます。
本能寺の変が起きた際には徳川家康の饗応役に任じられていて、変が起きると家康に知らせて一緒に伊賀越えをしたことを経て家康に仕えた様です。
小田原の役後に家康が関東入封すると吉次も従い原市に5000石を与えられ陣屋を築きます。
1602年、関ヶ原の戦いにおける戦功で美濃国内に7000石を与えられて計1.2万石で原市藩が成立します。
1616年、吉次の婿養子である忠永は上野国白井2万石へ移され、原市は天領とされて原市藩は廃藩、陣屋も廃止された様です。
感想
陣屋跡は堀跡とされる溝が一本確認出来る程度で、宅地化されてはっきりしません。
しかし目印となる陣屋公民館があり、公民館に隣接した土地はかつて私有地だったのが公園として開放されているため宅地の中ながらのんびり散策する事も出来ます。
参考
西尾吉次 – wikipedia