19/9/21 高崎城

この日は午前からゴタゴタしていた事もあって、昼過ぎに外出して、JR高崎線高崎駅から西へ1kmほどの場所にある高崎城址公園へ向かいました。

概要

この場所はその名の通り高崎城があった場所で、室町時代から廃藩置県まで用いられたとされています。

高崎城散策


東側から見た城址公園。
城址公園の北はかつて東御門と呼ばれる城門だったようです。

(左)東御門跡北の水堀。
(右)東御門跡北の土塁を内側から見たもの。

(左)東御門南側にある説明板。
(右)説明板付近から城址公園側の水堀を見ます。
現在城址公園になっている場所は東側に張り出していて、東御門へ横矢を掛けていたように見えます。

城址公園内。

(左)土塁上から城址公園内の張り出し部分を見ます。
この部分だけでもそれなりの規模があるように感じられます。
(右)土塁上から張り出し部分の水堀を見ます。

東御門跡から土塁に沿って北へ歩きます。

群馬音楽センターの東に移築されている本丸乾櫓と東門。

(左)東門。東門は東御門付近の説明板には御殿表御門と記載されていることから、本丸御殿などへの通用門だったのかも知れません。
(右)水堀越しに見た乾櫓。
高崎城の櫓で唯一現存している乾櫓は、元々本丸の北西にあった櫓で、明治維新後農家の納屋として払い下げられていたのを移築したのだそうです。

(左)乾櫓の北側にある城跡碑。この場所の北側に隣接した交差点が大手門だったようです。
(右)城跡碑付近の石垣。当然というべきか遺構ではありません。

高崎城歴史

和田城

高崎城の発祥は1428年、和田義盛の流れを汲む上州和田氏和田義信によって築かれた和田城と言われています。
和田氏は関東管領上杉氏に仕え、永享の乱や結城合戦にて上杉方にて参戦し、その後勃発した享徳の乱に際しても上杉氏に従い堀越公方方として参戦したようです。
1538年、当時の城主であった信輝は河越夜戦で討ち死にしたと言われています。
1562年、信輝の孫である業繁は、関東管領を継いだ上杉謙信に従っていましたが武田氏に鞍替えします。
その際に、城は上杉勢の攻勢を受けるも業繁はこれを凌ぎます。
業繁は武田氏の支援を受け、単郭だった和田城を増強したと言われています。
1567年、上杉軍に包囲され攻撃を受けるも、業繁は武田勢の援軍を得て守りきったのだそうです。
業繁は1575年の長篠の戦いの戦いで武田勢として参戦、鳶ヶ巣山砦を守っていて討ち死にしたのだそうです。
和田氏は武田氏家臣跡部氏から養子に入っていた信業が跡を継ぎます。
1582年に武田氏が滅亡するに際して、信業は織田氏と後北条氏の間で動くも最終的には後北条氏に仕えます。
1590年、信業は小田原の役にて後北条方として小田原城に籠城します。
その間に城は豊臣方の前田軍などにより落城していたようです。
戦後和田氏は所領を没収され没落、城は廃城になりました。

高崎城

徳川家康が関東入封後の1597年に家康の家臣で箕輪城主となっていた井伊直政が領内和田城の跡地に築城を命ぜられます。
翌98に直政は箕輪城を廃し、城下の領民共々築城中の高崎城に移ったようです。
1600年、直政は関ヶ原合戦での戦功により、石田三成の所領だった近江国佐和山を与えられて移ります。
直政の後は諏訪氏が短期間入ったと言われていますが、詳細は確認出来ませんでした。
その後は酒井家次(5万石:下総国臼井より:1604-1616:越後国高田へ)、松平康長(2万石:常陸国笠間より:1616-1617:信濃国松本へ)、松平信吉(5万石:常陸国土浦より:1617-1619:丹波国篠山へ)と続きます。
1619年、安藤重信が下総国小見川より5.6万石へ移ってきます。
重信は城の大改修に着手し、現在見られる形にしたと思われます。
この大改修は子の重長か曾孫である重博の頃まで要したとされていますが、重博は1695年に備中国松山へ移されます。
安藤氏の後は当時の将軍である綱吉の側近であった松平輝貞が5.2万石で移って来た後は加増を受け7.2万石まで増やされますが1709年に綱吉が没した翌10年に越後国村上へ移されます。
輝貞に代わって、将軍家宣、家継二代に渡る側近である間部詮房が相模国厚木より5万石で移って来ます。
しかし1716年、将軍家継が没すると、翌17年詮房は越後国村上へ移され、入れ代わりに輝貞が7.2万石で再度入封します。この際、飛び地であった下総国飯沼領に出張陣屋を置いています(飯沼陣屋)。
その後明治維新まで輝貞以降大河内松平氏が藩主を勤め1871年の廃藩置県により当時の藩主輝声は失職し城は廃城、跡地には歩兵第15連隊の駐屯地となったそうです。

参考

現地説明板
日本城郭全集3
高崎城 – wikipedia
高崎藩 – wikipedia

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