概要
中島城を散策した後、椎柴駅から銚子駅を経由して銚子電鉄観音駅から北西にある陣屋町公園へ。
陣屋町という町名の通り、ここは飯沼陣屋があった場所だそうですが、遺構は残っていません。
飯沼陣屋散策
(左)陣屋町公園にある陣屋跡の碑。
(中)公園内にある熊野神社。
(右)陣屋町公園内。遺構などは残ってない普通の公園です。
飯沼陣屋歴史
この陣屋は1590年に徳川家康が関東入封した際に家臣である五井松平家の松平伊昌が飯沼2000石を与えられた事に始まります。
伊昌の子忠実の時に4000石を加増されるも旗本五井松平家の陣屋であったのだそうです。
1698年、伊昌の4代後である忠明の時遠江に転封されます。
1717年、上野高崎藩から越後村上藩に移されていた松平輝貞が、高崎藩主へ復帰する際に飛び地として飯沼5000石を与えられ、陣屋に役人を置いたのだそうです。この大河内松平氏の高崎藩は廃藩置県まで存続し、陣屋もその頃まで用いられていた模様です。