当間グスクは上里グスクの西に位置しています。直線距離では500メートル程度だろうと思います。
グスク域に足を踏み入れると、拝所があります。この側には奥へ向かう道がありますので、とりあえず進んでいきます。
しかし全体的に岩が多く、道は比較的険しいです。
まるで海岸のような岩場の道を進むと、またもや拝所らしきものが見えます。しかしここは先ほどと違って簡素なつくりです。その下方にはキビ畑が見えます。
拝所の脇から奥へ進むと、途中で木々の間から外が見えます。喜屋武方面でしょう。木の密度が多いためこういった景色はそうありません。
道を進んでいくと、城門のように狭くなったところを通り抜けます。そこを過ぎるとまたもや拝所と思しき物が・・・周りに石が転がっています。
上を見上げると切り立った崖の上に城壁らしきものが見えます。
今度は道が途切れて石積みが水平の位置にあります。
しかも表面は蔦に覆われています。周辺の遺構を撮ってから、足場の悪い石積みの上を通ります。
石積みを通り抜けると今度は少し高くなっています。周りには木の根が絡まった石積みなども・・・郭のような感じがしますがどうでしょうか。
一段高くなったその場所に上がると、奥に山のような石積みがあり、その奥は岩壁の割れ目があります。
そこからさらにまっすぐ進んでいくと、崖の上らしき場所へ出ましたが・・・森で良いんでしょうか?これは少し進んでみますがかなり厳しい。道なんてありません。
当ても無くジャングルを歩くようなもので、無理に進めば出られなく恐れがありますのでここは諦めます。
何とか崖の上にいける道はないかとあちこち歩いてみます。
しかし道としては他に無いようです。そうなるとどこかから無理矢理進むことになりそうです。
崖上との落差の比較的少ないところとして、岩壁の割れ目がある辺りまで戻ります。何とかここを登れないかと色々考えたり試すこと30分。
「ある方法」で何とか無理矢理登りきりました。上着を着ていて良かったです。こういうことは余りやりたくありませんが・・・
崖上の城壁とその周辺です。崖のふちに沿って野面の石積みが壁をなしています。
ちなみに城壁の内側は例によってものすごい状態ですので入るのは諦めて下ります。こういうところは下りの方が難しいのは分ってはいるのですが・・・
そう言えばここは所在地はどこになるのでしょうか?
束里か喜屋武だろうと思いますが・・・地図で見た限りでは喜屋武が有力と言う気がします。