今回は豊見城市平良の「平良グスク」の紹介です。
場所としては・・・前回紹介したユダマグスクの南東側にあり、近くの崖っぷちから進んだ場合、車なら一分ほどでつきます。
コンクリートの道を進むと、やがて道は雑草に覆われてきます。
そこで車を降りると右側に細い道が・・・ちなみに正面の道を進んでいくと、徐々に下っていって平良集落に出ます。
道から外れると拝所があったりしますが、基本的には道を進みます。北西から南東に向かってまっすぐ進むような感じです。
途中道を遮っていた木の枝も引き摺り下ろします。
途中に根が絡んだ石積みがありました、これも遺構だと思いますがどう言う物だったのでしょうか。
道の途中は凹んだ部分がありますので、根っこを潜って進みます。
左手に古墓が現れます、それでも進んでみると突然石積みが出てきます。この石積みは意外に幅が大きめです。
しかも前の道が非常に狭くなりますので石積みに登ります。
石積みから見上げると、まだ上にも何かありそうで下ので、下の道をさらに進んでみますが、かなり狭いんですが・・・上には橋のように渡された岩があったり、下でも石積み遺構があったりと面白いではありますが、ただで狭い道が根っこで阻まれて進めなくなっています。
仕方なく、再び石積みをのぼりさらに南側へ向かいます。
途中で開けた場所があり、石が重ねられた拝所が一つだけあります。この辺りがグスク域の南側になります。
さらに南側(東南)へ向かう道がありますので、進んでいきます。
石が転がって歩きにくい道は、段々下っていき、集落付近までやってきました。集落とどう繋がっているのか気になっていましたので、さらに下ると民家の裏山でした・・・これでは集落から入るのは厳しそうです。
それが分ったことで、来た道を戻ります。こうやって見ると、この道は最初の道より広く、石段のようになっている部分もありグスクが東南の集落側に向けて開けていたことが窺えます。
しかし結構長いです・・・
しかし何とか上側も見てみたかったので、岩肌に沿ってきた道を戻っていきます。
やがてグスク域の北西側に戻ると見せかけ、やや東に迂回していくと低くなった部分がありそこに段差が、早速登ります。
グスクの最高所と思われる北側には三角点とポールがあります。
高所の南側への道は雑草に閉ざされて進めませんでした。
南東側を見てみます。この辺りだと木々に遮られないため見渡せる範囲が広いです。
二度も散策したため、このグスクの特徴が何となく分ったような気がします。
・グスク域は北西から東南に向かって斜めに走っている。
・グスク内の高台がそういう方向になっていてそれを中心に築いたためだろうと思います。
・郭がどの程度あったのかははっきりしませんが、大雑把に言えば下と高台の二段構造。
・南側から高台に登れるのかは不明、もしかしたら高台へは北側から回りこむ道しかないものと思えます。
・グスクは東南側(集落側)に向かって開けています。
まぁ、こんなところでしょう。とりあえずこの記事が長くなってしまいましたので、グスク近辺は次にします。