それでは、今日のメイン『ギーザバンタ』です。『アファガー』や『上グスク』を通り過ぎ、ひたすらサザンリンクスの金網沿いに進めばたどり着きます。ここは海です、プライベートで海に来るのは何年ぶりでしょうか。
海といっても、沖縄でよくあるようなビーチとは違います。第一に男一人でビーチに来ても楽しくありません。ここの名前、『ギーザ』は『慶座』と書きます。『バンタ』は『絶壁』です・・・というわけでして、『ギーザバンタ』とは『慶座絶壁』、海水浴などとはかけ離れた断崖絶壁です。
こんな感じに太平洋を見ることができます。
ちなみに他の場所は岩場で、それはそれで楽しいのですが、どちらにしろ海水浴には程遠いです。
さて、十年ほどここへきていませんでした。(一番来た海がここです)その間にずいぶん様変わりしていて、岩場近くへの道が少しきれいになっていて、近くにあった水道施設がなくなり、その代わりにギーザガー(慶座井)と呼ばれる湧き水の水量が増しています。
階段近くにくると、なぜか水しぶきが僅かにかかってきます。ここまで海水が来るとは考えにくいですし、湧き水にそこまで勢いがあるようには見えません、しかし少し進んで答えが分かりました。
こういうのは一般的には滝というべきでしょう、はい、高さは2m足らずかもしれませんが、形としては滝です。流れ落ちる水流からの水しぶきが海からの風に煽られて飛んでいくのが見えます。
それにしても、湧き水が滝となって、岩場を経て太平洋へ注ぎ込む、なかなか爽快です。
少し岩場を降りてみたりもしましたが、やはり中高校生の時とは違います。さらに靴に靴下というのが、濡れてはいけない、という気持ちが出てしまいます。靴下は余計です。
さらに転び方によっては怪我ではすみません。近くを降りていった親子連れも、母親が子供を抱えたりしていました。
いずれにせよ機会があればまた来たいです。
追加:今日の三箇所はいずれも具志頭(ぐしかみ、通称ぐしちゃん)村安里に属しています。
注意、悪天候のときにギーザバンタ、特に岩場へ行くのは自殺行為にほかなりませんので、もし興味のある方はご注意ください。(ここで高波にさらわれたというニュースは過去にあります)