皆さんおはようございます。
今日は本島中部へ出かけようかと思っていますので、早めに更新しておきます。
今回は糸満市喜屋武の具志川グスクです。
喜屋武の街からも結構進むのですが、ところどころに案内板があるので道には迷いません。
自分が来たとき、標識の周りはオバちゃんたちが清掃作業に励んでいました。やはりこういったことは大切だと言うことは見る側も認識しなくてはいけません。
入り口から石を踏みながら進むと城壁が見えます。これは思ったよりいいです。
城壁の石積みは高いです。高いところでは3Mはありそうな気がします。
この石積みは全体的に良く残っており、見ごたえ、と言う点では糸満市内のグスクでは一番だろうと思われます。
石積みのアップです。
これを登ろうとすればかなり苦労しそうですね。普通はそんなことしませんが・・・
左の写真は二の郭から一の郭を見たものです。
一の郭、浮きに突き出た先端には立て札が・・・
どうやらこの辺も石積みが積まれるようです。
グスクからの景色です。波の音の聞こえるグスクと言うのは新鮮ですね。
こんな海を見ていると、とりとめの無いことを考えてしまいます。
「書類審査受かるかな・・・」とか、この日は9/16、選考用の書類を郵送した日です。ちなみにまだ結果は来ていません。
「仕事できるかなぁ」まぁ、無職になればこんな心配、一度や二度や(中略)浮かぶものです。
「魚が泳いでるな・・・」ここから見えます。見えるものは仕方ありません。
こんなところでずっと考え事していても仕方ありません。
沖縄には具志川グスクをいう名のグスクは三ヶ所あります。ここと久米島、あとは具志川(現うるま市)ですね。三ヶ所とも名前以外に海に突き出ていると言う共通点を持ちます。
ちなみに案内板には、このグスクは久米島の具志川城主・真金声(まかねくい)が、伊敷索(いしきなわ)グスクの伊敷索按司の次男、真仁古樽(まにくたる)に攻め込まれ、落城の末、逃亡して築いたもの、と言われているようです。
真偽のほどは定かではありませんが、かつての居城をまねて築いたわけです。だとすれば、海の向こうを見てどう思ったんでしょうか・・・
しかし、このグスクは利用された形跡が無いとも言われ、完成してまもなく(あるいは未完成で)廃城になった可能性がありますが、原因なども分からないようです。
コメント
わぁ。
今までの鬱蒼とした茂みに囲まれたグスクとはまた違って綺麗な写真ですねぇ。
石積みも素晴らしいです。実際目にしたら圧巻でしょうね^-^
説明書きの通りだとすると久米島の具志川城主・真金声はここで故郷のことを思いながら暮ら(そうと)したんでしょうか。何だか悲しい話です。
でも未完成だという説も捨てがたくないですか?個人的には未完成の物にすごく惹かれるんですが。人に利用されるために作られていたのにそうされないまま終わる・・。人が生活した痕跡やぬくもりがない建造物って美しいと思うんです。うまく言えないんですが。
変ですかね^^;?
>まぁきぃさん
そうですね、今までのは鬱蒼としたところが多かったですから、こういった所はかなり綺麗に感じられました。整備されていてかなり見やすいです。
このグスクの伝承ははっきりしておらず、自分が調べましたところ、真金声が中山王に掛け合って、久米島を平定させた、と言う話も出てきました。どちらかが本当なのか、どちらも伝承の域を出ないのか分かりませんが・・・
未完成の建築物ですと、人が物を持ち込んだり、そういった痕跡を残しませんから、確かに古びても綺麗なものかもしれませんね・・・自分の解釈が当たっているか分かりませんが。