今日、買い物行くついでなので、近場の場所を紹介しようかと、まずは近場からと言う事ですね、観光名所ではない名勝を少しずつ紹介していければと思います。
さて、まずは島尻郡東風平町富盛の『富盛の石彫大獅子』です。県の指定文化財だそうです。
この大獅子がある場所は勢理城(ジリグスク)と呼ばれている場所で、うっそうとした木々に囲まれた高台です。
この大獅子は案内板によれば、高さ141.2センチ、全長175.8センチだそうです。ところどころに沖縄戦時の弾痕と思われる穴が開いています。
作られたのは1689年、と伝えられているそうです。何でもこの頃近くの富盛村は火事が多発していたため、『火返し』として八重瀬岳を睨む形でこの大獅子を立てたところ火事は収まったとのことです。
今にして思えば、昔この大獅子の目の前辺りで火遊びをした記憶が・・・そんな自分は罰当たりでしょうか・・・ちなみにここへは七、八年ぶりに来たはずです。
ついでに言えば沖縄戦の写真集では、米兵がこの大獅子の陰に隠れて八重瀬岳のほうへ銃を向けている写真が載っていたりします。弾痕ができるのも無理は無いということですね。