この日は遅めに外出して、京急本線金沢八景駅から南西100mほどの場所へ向かいました。
概要
この辺りは六浦陣屋があった場所だそうで、住宅地の中に僅かながら遺構が残っています。
六浦陣屋散策
(左)陣屋北側の道路。左手側が陣屋跡です。この日は生憎の天気だったため駅近の場所を訪れました。
(右)陣屋の遺構とされる石段。民家の門前なのでなかなか気づきませんでした。現在も藩主の末裔が居住している模様です。
六浦陣屋歴史
この陣屋は1722年に六浦藩(武蔵金沢藩)主米倉忠仰によって築かれたと言われています。
旗本だった米倉氏は1699年、昌尹の代で大名となり1.5万石の皆川藩主となります。
このころ栃木城跡にあった陣屋を皆川城跡の麓に置いたと思われます。
また忠仰が没したさいには分知により1.2万石になっています。
そして昌尹の孫、正照の養子である忠仰の頃に藩庁を下野皆川から武蔵金沢へ移します。
忠仰に始まる六浦藩は幕末、八代目昌言まで続き、1871年の廃藩置県で免官されるまで用いられたと思われます。