17/4/1 大胡城

この日は昼頃に外出して、上毛電気鉄道上毛線大胡駅から北へ1kmほどの場所へ。

概要

この辺りは大胡城があった場所で現在も遺構が残っています。

大胡城散策

南城~本曲輪

(左)現在前橋市役所大胡支所(旧大胡町役場)がある場所が城域南端で南城と呼ばれる曲輪だったそうです。
(中)南曲輪北側の路地は南曲輪と三の曲輪を隔てる空掘跡と見られています。
(右)南側から見る三の曲輪跡と奥に二の曲輪、本曲輪が見えます。

(左)城域西側の道を通って本曲輪方面へ向かいます。この道もかつては堀跡だったと思われます。
(中)ニの曲輪入り口付近。
(右)ニの曲輪の西側は風呂川が通り天然の水堀となっています。

(左)ニの曲輪手前にある玉蔵院曲輪跡。現在は竹やぶとなっています。
(中)ニの曲輪西側の虎口。
(右)ニの曲輪内。

(左)ニの曲輪西側の土塁。
(中)ニの曲輪から見た本曲輪北西側虎口。この虎口は後に広げられたらしく、荒々しい断面が見えます。
(右)ニの曲輪南側にある水の手門跡。南側の三の曲輪との間に風呂川が流れており、水汲みに降りるための場所と思われます。

(左)ニの曲輪にある標柱と説明板。
(中)説明板。
(右)本曲輪空掘跡。

(左)ニの曲輪東端にある枡形虎口。
(中)枡形虎口の石垣。
(右)枡形内側。

(左)本曲輪内。奥に見える社は城山稲荷です。
(中)本曲輪標柱。
(右)本曲輪土塁。結構な高さです。

(左)本曲輪の東側を見ます。手元の資料には土塁が記載されていますが、現在土塁は確認出来ません。柵の向こうは数メートルの崖です。
(中)本曲輪北側を見ます。水堀である風呂川を挟んで北城と呼ばれる曲輪があります。
(右)本曲輪北側土塁。

(左)ニの曲輪北側。北城から向かう道がありますが、本曲輪から直接攻撃を受ける事になります。
(右)ニの曲輪北側虎口。

北城~近戸曲輪

(左)北城とその北にある近戸曲輪の間を通る道。かつては堀跡だったようですが、幅を見るに広げられたと考えるべきでしょう。
(中)近戸曲輪跡である大胡神社入り口。
(右)大胡神社境内。

(左)近戸曲輪西側の堀跡。
(中)近戸曲輪北側の堀跡。城域北端付近に当ります。
(右)近戸曲輪北側の土塁。

養林寺

(左)城域から少し西へ向かった所にある養林寺。山門は江戸時代初期からの桃山様式だそうです。寺域は鎌倉時代の大胡氏の居館跡だそうです。かつては二重空掘などが残っていたようですが、現在は道路になっていました。
(右)養林寺境内。江戸時代の城主である牧野氏の菩提寺で墓もあるそうですが、場所が分からず暗くなって来たので引き上げました。

大胡城歴史

築城から大胡城退去

この城は藤原秀郷の流れを汲む大胡氏によって築かれたと言われていますが、築城年代ははっきりしていません。
大胡氏自体は鎌倉時代からこの地にいたようですが、当初は現在養林寺がある場所に居館を置き、その後本曲輪、ニの曲輪がある城山へ居を移したと思われます。
その後南北朝、室町時代と大胡氏の居城だったようですが、その後金山城の横瀬氏に圧迫されるようになります。
そのため大胡氏は武蔵国牛込に移ります。
大胡氏の中には残った者もいたようですが、結局横瀬氏の支配下となり横瀬氏家臣の益田氏が城主となったようです。
ただ『牛込に移る以前から大胡氏は後北条氏の傘下で、後北条方と越後の上杉方である横瀬氏の争いだった』と見ることもできます。

戦国時代から廃城まで

その後横瀬氏が後北条方に寝返ったため上杉謙信の攻撃により落城し厩橋城主だった北条高広の支配下となりますが、1567年に高広も後北条方に寝返ります。
翌68年、後北条方と上杉方で越相同盟が結ばれ高広は上杉方に帰参します。
1574、高広は家督を嫡子の景広に譲って隠居、大胡城に入城します。しかし景広は1578年の御館の乱で戦死します。
1579年、高広は武田方に従属し厩橋城に入城、代わって高広の一族と見られる大胡高繁が城主となります。
1582年に武田氏が滅亡すると厩橋城主となった滝川一益の支配下となりますが、まもなく本能寺の変が起き一益が去ると高広が拠っていた厩橋城は後北条氏により落城し、高繁は厩橋城主となった北条氏邦に従います。
1590年、小田原の役後高繁は城を追われ、関東移封された徳川家康家臣の牧野康成が2万石を与えられ入城し、大胡藩が立藩します。
城が現在の形になったのは牧野氏の頃と見られています。
1616年、康成の子忠成が越後長峰へ移封されると大胡藩は廃藩となり前橋藩の所領となります。
前橋藩から城代が置かれていたともありますが、実質的には廃城状態だったようです。
1749年、前橋藩主酒井氏が姫路へ転封されると完全に廃城となったようです。

参考

現地説明板
関東の名城を歩く 北関東編
余湖くんのお城のページ

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